前々回の本欄で、「衰退か?  盛り返すか?  頭脳の格闘技

田中寅彦九段との対談からわかったこと ***

 前々回の本欄で、「衰退か?  盛り返すか?  頭脳の格闘技『将棋』をビジネスとして考える」と題して、主として日本将棋連盟とプロ棋士が関わるビジネスの側面について論じてみたが、筆者としても意外なほど多くの反響を貰った

 朝日新聞(11月6日夕刊)で取り上げて貰ったし、何よりも11月7日に、日本将棋連盟の田中寅彦常務理事(九段)とこの問題について対談し、ニコニコ生放送で中継されるという機会を得ることができたまた、田中九段以外にも、何人かとプロ棋士のお話を聞くことができたこの場を借りて、田中九段をはじめ、お話を伺うことができた関係諸氏に大いに感謝したい

 筆者は、将棋連盟の詳しい経営内容やプロ棋士の人間関係を知るような「将棋界のインサイダー」ではない将棋ビジネスの将来を語るには、まだまだ分からないことが多いだが、せっかくこうした機会を得たので、特に、ニコニコ生放送での田中九段との対談後に考えたことについて、フォローしておきたい

 プロの将棋の世界では、対局終了後、両対局者によって「感想戦」と呼ばれる検討が行われることが一般的だ本稿は、前々回の拙稿と田中九段との対談における「局後の感想戦」に相当するものだ

 田中九段や関係者の話をお聞きして、「やはりそうだったのか」と確認したことと、「これは認識が違っていた」と思ったことが、それぞれ複数あった簡単にまとめると以下の通りだ

 まず、以下の3点は、概ね事前に思っていた通りだった

?日本将棋連盟の目下の主たる収入源は、新聞をスポンサーとする棋戦契約料であるが、これは少なくとも伸びが止まっており、今後の推移は楽観を許さない

?コンピューターの将棋ソフトが強くなっており、プロ棋士が勝てない状況が到来することが「ほぼ時間の問題」(あるいは「単なる手続きの問題」)であるらしい

?将棋連盟の将棋ビジネスは棋士たち自身によって行われているが、硬直的で、ビジネス上不自由な部分が多い



大きくて設備のよい「新将棋会館」は建てられないのか ***

 逆に以下の2点は、共にビジネスとしての将棋を論ずる上で重要な点なのだが、筆者にとって意外だった

?将棋連盟は「公益社団法人」であるが故の経営上の制約が非常に大きい(たとえば、田中九段によれば、将棋連盟は公益社団法人なので、借り入れを行って投資することができないという)

?将棋連盟は、個々の棋士が将棋に関わるビジネスを行うことに対しては、概ね寛容である(田中九段が特に寛容なのかもしれないが)

 これらを前提条件として、いくつかの問題について考えてみたい

 まず、将棋の総本山である東京・千駄ヶ谷の将棋会館のキャパシティだ筆者は同会館が、将棋の普及教育のための施設としても、将棋を深く楽しむファンを対象にビジネスを深掘りする(要は、たくさんお金を払って貰えるサービスを提供する)施設としても、何とも小さすぎると思っているこれは、子供を連盟の子供将棋教室に連れて行くたびに感じることだ

 筆者は、この問題を解決するには、将棋会館を担保にお金を借りて、千駄ヶ谷と連絡のよい総武線沿線にでも、規模が大きくて設備の優れた「新将棋会館」を建てるべきではないかと、「普通のビジネス」のように考えていた

 しかし、田中九段によると、そのような借り入れを行った投資は、公益社団法人としては難しいのだという

 大きな「新将棋会館」を建てるには、将棋連盟が稼ぎを貯めて現金で建てるか、誰かに寄付して貰うか、あるいは、公益社団法人の会員である棋士自身がお金を出して施設を建て、後からメリットを回収するといった、いずれもすぐには実現しそうにない方法を講じなくてはならないようだ

 いずれかのスポンサーから、いったん寄付の形で「新将棋会館」を受け取り、これに対して何らかのメリットを返していくような、実質的なファイナンススキームが可能にならないか、などと何とか方法を考えてみたいところだただし、公益社団法人としてどこまで可能なのかが、筆者には分かりかねる

 できることなら、アップルないしはグーグルくらいのグローバルなインテリジェント企業をスポンサーにつけて、類い希な「頭脳の格闘技」を普及すると共に、スポンサー企業の宣伝に貢献することはできないだろうか



コンピューターを敵視ばかりせず、有効に活用すれば?  ***

 ともあれ、羽生善治三冠をはじめとするスター棋士が円熟期を迎えている現在の将棋ビジネス(同時に普及)にとって、好機をみすみす逃すのは何とももったいない
GEPR編集部
石井孝明 アゴラ研究所フェロー ジャーナリスト
(GEPR版)

http://livedoor.blogimg.jp/ikedanobuo/imgs/e/c/ec71cacb.jpg
(日本原燃・青森県六ヶ所村再処理工場 Wikipediaより)

GEPRとアゴラでは、核燃料サイクル問題について有識者の見解を紹介したそして「日本の核武装の阻止という意図が核燃料サイクル政策に織り込まれている」という新しい視点からの議論を示したこれをめぐり、読者からのメールでの反響、また寄稿者の金子熊夫氏の運営するエネルギー戦略研究会(EEE会議)のメンバーからの意見があったそれらを紹介して、読者の理解の参考にしたいいずれの寄稿でもツイッターでは50ー200のコメントがついたまたメールや文章では10通ほどの意見があり、また筆者石井に口頭で伝えた人もいた

原子力は米ロ英仏中の第二次世界大戦の戦勝5カ国では軍事利用と一体になって発展してきた一方で日本では民生利用のみで、軍事的な視点からの議論があまり行われなかった原発を抜本的に見なおす中で、その「秘められた論点」への思索が必要になっている

意見を整理すると「日本にあるプルトニウムは核武装に使えるのか」「日本は核兵器を保有するべきか」「日本は核兵器を持てるのか」の3つの論点があった

主な寄稿は以下の通りGEPRは今後も多くの読者からの意見を募りたい

◯元外交官、外務省原子力課長(初代)金子熊夫氏
「核燃料サイクルは安全保障の観点から止められないー民主党政権の原子力政策の死角」(GEPR版)

◯アゴラ研究所池田信夫所長
「核燃料サイクルは必要か」(アゴラ版)
「核武装というタブー - 『原発と原爆』」(アゴラ版)

◯アゴラ研究所フェロー石井孝明「外交カード「日本の核武装の可能性」は捨てるべきではないー原発政策の語られない論点「核兵器転用の阻止」を考える」(アゴラ版)

◯また核武装という論点には触れていないがではないが、核燃料サイクルを概観するものとして京都大学山名元教授は以下の2コラムを寄稿した

「核燃料サイクルと原子力政策(上)― 現実解は再処理の維持による核物質の増加抑制」(GEPR版)
「核燃料サイクルと原子力政策(下)―重要国日本の脱落は国際混乱をもたらす
(GEPR版)

1・日本のプルトニウムは核兵器になるのか

使用済核燃料から核兵器製造は困難

上記の議論で「日本はすでに約45トンのプルトニウムを持つ」という指摘が繰り返された意見では「使用済核燃料のプルトニウムは兵器用に転用できないことを強調するべきだ」という指摘があった

核兵器には、90%以上に濃縮したプルトニウム239が原料として必要だ使用済核燃料ではそれ以外の核種のプルトニウムが混じり、そこから核兵器をつくることは難しいというのが専門家の共通した意見だ実際に使用済核燃料から核兵器を作った例はない極秘裏に核開発をした北朝鮮、疑惑のささやかれるイランは、原子力発電でできたプルトニウムを使わずに、高濃縮ウランを原料にした製造方法を選んだとされるウラン式は製造がプルトニウム式よりやや簡単だが、大型になるとされるだから「日本は保有するプルトニウムでの核兵器の製造は困難」(投稿者A氏・エネルギー関係者)という意見があった

 将棋400年の歴史も大切だし、公益社団法人の意義も尊重しなければならないし、田中九段が正しくもおっしゃるように、新聞社に対する恩義も忘れてはならないだろうが、将棋というゲーム・コンテンツを「今」普及拡大することが最善のタイミングなのだろうし、「今」の素晴らしい棋士たちがもっと大きな経済的報酬を得て欲しいそして、これらは、将来の将棋の発展のためにも必要なことだ努力で変えられるのは、過去ではなく、今の連続として進行する将来だこの場を借りて、田中九段をはじめ、お話を伺うことができた関係諸氏に大いに感謝したいシャネル 財布この場を借りて、田中九段をはじめ、お話を伺うことができた関係諸氏に大いに感謝したいルイヴィトン 財布この場を借りて、田中九段をはじめ、お話を伺うことができた関係諸氏に大いに感謝したいグッチ バッグ

 全編アナログ・レコーディング、アナログ・ミックスで制作された、ブルボン

 全編アナログ・レコーディング、アナログ・ミックスで制作された、ブルボンズのニュー・アルバム『BULLBONE'S EXPRESS』が遂に発売! 60年代のマーティン、12弦ギター、まるでティンパニのような28インチのバスドラム、長さが3メートルもあるクジラのようなグランドピアノ……使用機材にもこだわり抜き、本作にてハイプとの徹底的な違いを叩き付けた彼らアメリカン・ルーツ・ミュージックを紐解きながら、レゲエやアイリッシュからのエッセンスも多大に焚きつけたサウンド、そして説得力と詩的な響きを併せ持つリリック、風格すら漂う名盤が完成しました!

 なお、東京(11月20日@下北沢SHELTER)・大阪(12月7日@天王寺Fireloop)にて、レコ発ライヴも開催が決定東京ではザ・ビートモーターズ、ブリキオーケストラ、大阪にはネモトラボルタ、パンパンの塔、ブリキオーケストラ、TheBEGと、これまた強力な顔ぶれと共に熱気ムンムンの夜をお届けします! 最近特に目にする機会が増えた“アドテクノロジー”それは一体どのようなものでしょう? アドテクノロジーは日本語にするとその名の通り、“広告技術”となりますこれは具体的にどのような技術を指すのでしょうかアドテクノロジーを紐解いていくにあたって重要なことは「その技術が誰のため」に、「どのような目的で存在しているのか」ということです

 広告を取り巻くプレイヤーは基本的に以下の三者です広告を出稿する「広告主」、広告を受け取る「ユーザー(生活者)」、その両者を媒介する「メディア」です

 これら三者の思惑を簡単にまとめると以下のように整理できます

・広告主:効率的に自社/製品/サービスの認知/購買を促進したい(同じ効果であれば費用は安ければ安いほどいい)

・メディア:ユーザーを増やし、媒体価値を高めて、広告収益を上げたい

・ユーザー:自分が興味のある情報しか欲しくないノイズ(広告)はできるだけ受け取りたくない(間接的には、閲覧した広告に対してアクションをすることで、メディアが提供するサービスを無料で利用できるという面もあります)

 広告主はお金を出してメディアに広告を出稿するわけですから、広告効果(ROIなど)を重要視します”効果”が一定の時は、必然的に広告コストが安ければ安いほど良いということになりますここで言う”広告コスト”とは、メディアから見た場合、広告売上を指しますから、コストを下げたい広告主と売上を上げたいメディアの思惑は本質的には相反します若手社員のうちに学びたい、「上司力」入門:
 新入社員研修をしていると、「答え探し」をしようとする新入社員が多いことに気づくグループワークの課題を出すと、自分の意見を出すのではなく、「このワークの落とし所はどこでしょうね」と話し出すこれは、「正解」を求めることを第一とする日本の教育の弊害の1つと言っていい考え抜いて自分なりの解を出すことができないのは新入社員に限った話ではない社会人になって10年以上経っている人でも、自分の頭で考え抜けていない人は多くいる

【拡大画像、ほか】

 デンマークは、いち早く教育改革が行われたことで有名だ正解を教えるのではなく、プロセスを自分で考えさせることを重視している教育のゴールは、自分の人生を自分で選択する主体的な人を育てることにある

 変化の時代、答えがない時代ほど、自分の頭で考え、自分なりに方向性を見出し、その方向に向けて、自分自身や周囲の人を導いていく力が求められてくる上司力を高めるための1つ目は、リーダーシップであるこれまで、「答え探し」や「横並び」が正しいと教育されてきた人に対して、いきなりリーダーシップを発揮することが求められるといっても、何をすればいいのか分からない書店では、リーダーシップ本が溢れているが、例えば「リーダーシップの発揮に必要な10のポイントはこれだ!」と言われても、いきなり10の能力を開発することは困難である

 私自身、これまで1万人以上の人材育成に携わり、リーダーシップを発揮している人を多く見てきた中で、リーダーシップを発揮することにおいて最も重要なポイントを1つに絞るとすると、それは「志」を持っていることであると言える「志」とは「成し遂げること」であるそれは、自分がどう“ありたい”かという「価値観」と、自分がどう“なりたい”かという「方向性」とが含まれるものである

 価値観と方向性が明確な人はぶれない志は、リーダーシップの原動力になるのだ変化の激しい時代であるからこそ、変化や目の前の事象に一喜一憂するのではなく、その変化を柔軟に捉えながら、ぶれずに、一貫性を持って行動することこそが、リーダーシップを発揮する上で最も重要なポイントである

 間違わないでいただきたいことは、志を持っているリーダーが「答え」を持っているワケではないということだ未来を明確に描いているワケでもないぶれない軸を持っているがゆえに、周りに人が集まり、一緒に働く人が安心して働くことができるのであるカリスマリーダーのもとに、人がついていくイメージというよりは、ぶれない軸を持ったリーダーの下で、周りの人が安心して、リーダーシップを発揮していくのである周囲のメンバーのリーダーシップを発揮させるリーダーシップと言ってもいいかもしれない「志」を持ち、志を軸にしたリーダーシップを、「志」リーダーシップと呼んでいる

●志がある人は出世欲が高く、リーダーシップがある

 ここで1つの調査データを紹介したいシェイク社が2012年6月に社会人1038人(社会人1〜24年目)に対して、志とリーダーシップの関係について調査した結果がある仕事において“志”があると回答した人は484人(46.6%)、“志”に覚悟を持っていると回答した人は227人(21.9%)、会や組織、他の人のための“志”であると回答した人は27人(2.6%)――という調査結果が出た

 そして、この“志”があると回答した人は、他の人に比べて、圧倒的に自信があり、リーダーシップを発揮し、イノベーション的な仕事を自ら仕掛けている傾向が高いという調査結果が出ているまた、そういった人は、管理職に

 一方でユーザーは、広告に対しては受け身であるため、広告が自身と関係のないノイズになってしまうことを嫌いますユーザーは興味のある広告しか見たくない、広告主はできるだけ安価なコストで、広告訴求効果の高いユーザーにメッセージを届けたい、メディアは多くのユーザーにコンテンツを表示することで広告売上を上げたい、と、ここでもユーザーと広告主、メディアの思惑はすれ違う要素を孕んでいます

 アドテクノロジーの進化は、言ってみればこれら広告主/メディア/ユーザーそれぞれの思惑をうまくバランスしながら、市場全体を成長させていく仕組みの進化に他なりませんそれは一体どのようなものでしょう? アドテクノロジーは日本語にするとその名の通り、“広告技術”となりますiphone5 携帯ケースそれは一体どのようなものでしょう? アドテクノロジーは日本語にするとその名の通り、“広告技術”となりますiphone5 携帯ケースそれは一体どのようなものでしょう? アドテクノロジーは日本語にするとその名の通り、“広告技術”となりますグッチ長財布

昨日に続いて、今回もDIY系ホリデーギフトを紹

昨日に続いて、今回もDIY系ホリデーギフトを紹介してみようと思う懐かしきイギリス風な楽しみを感じさせてくれるレーザー加工によるビー玉マシン(マーブルマシン)だ小さなクランクを回すとビー玉がせっせと坂を登り、そして斜路を下っていくこの動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思う

ホリデーギフトガイド:ハンダ付けの練習にもなるSolder: Time LED腕時計キット

製品の特徴誰もが欲しがるビー玉マシン

木製パーツの組み立てキット

キット開発者もなかなかの痴れ者(「夢中になりますテニス肘の方は症状が悪化する可能性がありますので、ご利用にならないでください」)

製品情報希望小売価格:20ドル

現在販売中

プロダクトページ

深淵な楽しみを感じさせてくれるビー玉マシン見たことなら何度でもあるはずのビー玉マシンが、デスクトップサイズで手に入る職場に持っていけば同僚たちの人気を獲得するのは間違いないあるいは自宅で、シングルモルトを片手にしながらゆっくりとクランクを回すのもいい存在の耐えられない軽さなどについてじっくりと考えてみる機会になることだろうもちろんもっと明るい気持ちで臨んでも良いテレビで見た岩とびペンギンの動きなどを思い出しながら、ニヤニヤとクランクを回すのも楽しいはずだ

製品構成約5インチほどの高さになる木製キットだここに「次々にビー玉状の金属ボールを送り出し」て遊ぶ製作者の言葉を少し引いておこう直径5mmの鉄球を目も眩むような高みに押し上げるここから一気に首を追ってしまいそうな速度で急降下が始まる鉄球語を解する人は、間断なく聞こえる「ひえ〜っ!」という叫び声に大いに興奮するはずだ面白いと思わない人もいるのかもしれないしかしこの機械仕掛けに興奮する仲間は、世界にたくさんいるはずだ

ビー玉マシンキットを贈ろう!おいしいデザートを食べた後に、ちょっとしたカラクリを作ってみたいと常日頃感じている人は、本キットに狂喜するはずだ作ること自体が非常に楽しいし、また作り上げたときに得られる喜びの大きさも保証済みだあるいはこの贈り物に刺激を受けて人生をかけたビー玉マシン製作に乗り出すことになるかもしれない外出もままならない凍える冬は、親子で夢のビー玉マシン製作にとりかかるのに良い時期なのかもしれない議院が解散になったが、多数の政党が乱立し、その主張は支離滅裂であり、日本の政治は混乱を極めている 

一方、世界を見渡すと、アメリカでは財政の崖を巡って、民主、共和両党が対立し、ヨーロッパの財政危機は深化し、シリアでは内戦が激化、イスラエルはガザ地区への空爆を行うなど、政治の混迷が益々深まっている  

これは何故だろうか?


世界経済の見えない天井

こういった政治の混乱の背景には、世界の人々が望む経済成長が、目に見えない天井に行く手を阻まれているという原因が考えられる

イギリスの独立系シンクタンクnefが、The economics of oil dependence: a glass ceiling to recovery(解説記事が) 興味深いレポートを出している:

このレポートによると、現在の原油、ガス価格は、既に「リセッションを恒常化させる水準に達している」と述べている つまり、景気回復と同時にエネルギー価格の上昇が起き、その結果、景気後退に陥るため、エネルギー制約が、経済の水準の天井を形成している訳である問題は、エネルギー不足やエネルギー危機ではなく、エネルギー価格の高騰による景気後退なのだ(実際、2008年7月11日原油は1バレル147ドルの最高値を付けているが、これが、リーマンショックのトリガーの1つになったと考えられる) 

レポートでは、今後、在来型原油は生産が減退してゆくと見られること、また非在来型エネルギー資源は、採掘に膨大なエネルギーを必要とすることから、採掘コストが高く、今後、原油価格は上昇するとしている 実際、アメリカのタイトオイル(シェールオイル)は現在の採掘価格は1バレル90ドルを超えており、今後も採掘価格は上昇するものと考えている レポートでは、石油に依存した米英の経済は、原油価格が90ドルになれば、大きな影響が生じるとしているから、このタイトオイルの生産価格は、問題のある数字である 一方、石油依存度の若干低い中国の場合は1バレル110ドルまでは耐えられるとしているしかし、これもIMFの最近のレポートでは、10年後にはこれを大きく超える1バレル180ドル程度の原油価格を予測しており、今後の化石燃料の価格高騰は、ピークオイルがなくても確実にやってくる

このように、原油価格の高騰が、経済の低迷を生む原油価格のラインを、このレポートでは、Economic Peak Oilと呼んでいる この影響を低減するには、レポートは低炭素社会の実現しかないとし、次のように述べている

”A transition to a low carbon economy requires political leadership and policy certainty to create a long-term, sufficient and consistent incentive structure for renewable energy. Adaptive responses such as investment into mass public transit systems, more efficient vehicles, demand management and people travelling less due to home working will also all help. ”

生産性の上昇が豊かさを生まない世界

さて前記事「ゼロサム社会のゆくえ」で述べたように、このようなエネルギー制約は、現在の社会がゼロサム社会になっていることを意味する即ち、誰かが豊かになれば、誰かが貧しくなるという社会である

このようなゼロサム社会においては、通常の経済学理論は通用しなくなる 

一般に言われる、構造改革、規制緩和や起業の奨励といった手法は、個人が豊かになる手法としては正しいが、その裏側で必ず貧しくなる人を生む

実際、機械化、情報化による生産性の上昇は、国際競争に晒されている企業、特に製造業において、生き残りのためには避けて通れない生産性を上げなければ、台頭してきた新興国に競争で負ける

しかし、生産性の上昇は、人員削減に繋がる溢れた人員を吸収する産業が勃興すればよいが、世界経済のパイが大きくならない現状では、そうはなっていない 溢れた人員は、長期の失業に陥るか、国際競争に晒されていない主として低生産性のサービス業、たとえば介護、飲食業などに就くしかない 労働は否応なしに二極化してゆく

即ち、物質的な豊かさが大きくならないことが、

生産性上昇の競争 ⇒ 余剰人員の発生 ⇒ 格差の拡大

という形で、格差の拡大を引き起こす しかも困ったことに、これは不可避なのだこの動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思うルイヴィトン 財布この動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思うiphone5 携帯ケースこの動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思うシャネル 財布

川島海荷が、2013年1月19日に放送されるBSN新潟放送創立60周年特別番組『生命の

川島海荷が、2013年1月19日に放送されるBSN新潟放送創立60周年特別番組『生命のチカラ 日本の天然杉〜佐渡・忘れられた森の物語〜』(TBS系列全国28局ネット)に出演することが決定した

【その他の写真】アイド11月19日発売の週刊東洋経済の巻頭特集は『ソフトバンクの世界作戦』久しぶりのソフトバンクに関する巻頭特集だ調べてみると、2006年にボーダフォン日本法人を買収した際につくった『ソフトバンク奇襲の成算』が最後だった

【詳細画像または表】

 今回の特集のために孫正義社長が本誌の取材に応じたのは11月7日のこと2010年11月以来、2年ぶりだ変化球のような質問をしても、言いよどむことなく理路整然と答える様は、1997年に最初にインタビューした時からまったく変わっていない「何をどのように話すべきか」という引き出しが頭の中にいくつも用意されており、ストーリーは練りに練られている

 何度会っても感心するのは、相手が誰であろうとほとんど態度を変えないことだ政治家であっても、一介の記者であっても、使い分けのようなことはしない人の目をまっすぐに見て話を聞き、自分がしゃべるときには、相手の手元あたりを見ながら話をする様子をみるにつけ、生真面目だし、非常にフェアだと思う

■ 孫正義とはどのような男か

 私が確信を持っていえるのは、「裏表のない、ピュアな心の持ち主」ということ言論界には「アンチ孫」も多く、言いがかりのような批判も多いのだが、色メガネは外すべきだろう

 孫社長が言っている内容には長年にわたってブレがない要するに、昔から「世界一」「世界制覇」を目指しているのだただ物言いは今のほうが静かで、おとなしい10年前のほうがはるかに攻撃的で、数倍面白い

 そこで、今回のインタビューの発言内容を、10年以上前のインタビュー内容とオーバーラップさせてみようこれぞ温故知新昔の発言を知っていれば、実は「スプリント買収」は、あまりサプライズではないのである?

 なお、10年前の発言内容(太字)は2000年発刊の拙著『孫正義の将来』から引用している

 ■その1?「追い貸しはしない」

 今回のインタビューで孫社長は「スプリントに対して絶対に追い貸しはしない」と発言しているこれは今回のインタビューで初めて明かしたことのひとつだ

 が、これは過去の発言を紐解けば、想定内の回答だ1999年1月7日に、「もしグループ会社が新事業をやるためにニューマネーが 10月25日より、無料も含めると5万冊以上の品揃え、ホールセールでのディスカウント価格や自費出版サービスKDP(Kindle Direct Publishing)の同時スタートでサービスを開始したアマゾンのKindle11月19日には電子書籍専用端末のKindle Paperwhiteが発売され、さらに15日には音楽配信サービス「アマゾン クラウド プレーヤー」もスタートするなど、立て続けに新しいサービスを市場投入している

【画像あり】元記事はこちら

 そんなアマゾンが最も大切にしているのは「顧客第一」というポリシーユーザーからするとありがたい話ではあるが、出版社や既存の流通にとって、それをどう捉えるべきか意見が分かれるところ例えば、「日本の多様な出版文化を支えてきたのは、中小の出版社や印刷会社である」といった主張もあれば、「紙の書籍はデジタル版よりも低い印税設定だが、それによって、出版社の新人育成のための内部留保が生まれている」といった意見や「海外に比べ書店の数が多いことは読書文化を育んでいる(電子書籍はそれを壊す)」という意見もあるそのような見方と、アマゾンが唱える「顧客中心主義」というのはどう整合するのだろうか

 そこで、ITジャーナリストのまつもとあつし氏が、Kindleを担当するアマゾン ジャパン株式会社 Kindleコンテンツ事業部長の友田雄介氏と、Kindle デバイス&アクセサリー事業部長の小河内亮氏にインタビューを行った

徹底した顧客中心主義の先に……

【小河内】やはり私たちはお客様の方を常に向いていたいと考えています最終的にお客様がどういった選択をされるのか、我々は愚直にお客様が欲するものを提供していきたいと

我々が誇りにしている数字があります北米の2011年の数字ですが、Kindle端末を買ったお客様の購買動向を分析していると、購入した前と後とで書籍の購入数が4.6倍にもなっているんです私たちとしては、どうすればより多くの本を読んでいただけるのか、より豊かな読書体験を提供できるのか、という点にフォーカスしていますので、この数字はとてもありがたいものとして受け止めています

出版社や既存の流通関係者の方々が抱く懸念というのも、理屈の上では分かるのですが、我々としてはこのようにお客様が欲するものをどのように提供していくのか、というのが一番大事な点だと思っているんです

【まつもと】まずは読まれてこそ、ということですね

【小河内】そうですね特にPaperwhiteは本を読むことに特化したデバイスですし、本を購入していただくことが目的となっていますので私たちとしてはお客様がKindleを使ってもっと本を読みたいと思うような環境を作っていくことが、我々の仕事だと考えています

【友田】私どもも含めて、みな中間業者なんですよねお客様と、本当の意味でのコンテンツホルダー=著者の間にいるのは、単なる中間業者なんです著者が生み出すコンテンツに付加価値を付けることができなければ、存在意義はないはずです

私たちアマゾンは、お客様と一番近い場所にいて、お客様にどう付加価値を提供して我々を選んでいただけるか、ということに注力していますしたがって、既存のストラクチャーの善し悪しは私たちには分かりませんし、コメントをする立場にはないと考えています最終的にはお客様が決めることです

【まつもと】2010年のいわゆる「電子書籍元年」から、日本型の出版流通のあり方の議論がいろんなところで行われていますが、まだ着地点、最適解は見いだせてないように思えますね

【友田】それについてもやはりコメントできる立場にはないのですが、1つだけあるとすれば、そういった場に、「顧客」が加わっているべきではないのかなと思いますね余計な発言になってしまうかもしれませんが(笑)

取材・文=まつもとあつし
(ダ・ヴィンチ電子ナビ「まつもとあつしの それゆけ! 電子書籍【第22回】kindleとうとう国内サービス開始! アマゾン ジャパンの中の人に素朴な疑問を聞いてみた」より)欲しいといったら出すか」という質問に対し、次のように答えている

 「その会社の価値が増えると思ったら、こちら側から出資、増資していきますでも相手が欲しいと言ってきても入れたりはしません相手が欲しいか欲しくないかは僕にはまったく関係ないこちらが新たにカネを入れることによって、入れたものが3倍、5倍に増えるのか、あるいは増えないのか、興味はそれだけです」

 ■その2?「アメリカへ行く」

 米国の通信会社を買収したことをサプライズに感じた読者も多いだろうが、もともと孫社長はバリバリのアメリカ志向だ同じ99年のインタビューで「(インターネット事業で海外展開する場合には)アメリカではなくアジアに行ってもいいのでは? 」と振ってみたが、この当時はアジアにはほとんど興味がなかった

 「アメリカが(インターネットの)一番のメッカだから、そこでガーッとやりぬくそうすると、世界に、天下に号令をかけられるわけです局地戦でなんぼ田舎の総大将になっても、天下の中心をとられたらオセロのように一発でひっくり返っていくわけですよローカルのサクセスはロングタームのサクセスになかなかなりえない本丸を押さえなきゃいかん」ル画像が盛りだくさん!- アイドル専門サイトIDOOOL

自身初挑戦となるネイチャー番組にて川島は、7月と10月、2回の佐渡ロケを敢行し天然杉と対面季節ごとに表情を変える神秘の森で素の自分と向き合い、森の木をこよなく愛する人々との出会いを通じて、佐渡の杉にまつわる伝説を紐解いていく

番組内で川島は、まだ名前の付いていない杉に名前を付けたり、もんぺ姿で伝説の娘のイメージカット撮影も実施厳しい自然環境の中を生き抜いてきた天然杉との対話を通じて、生命の神秘に真正面から向き合う姿に注目だ調べてみると、2006年にボーダフォン日本法人を買収した際につくった『ソフトバンク奇襲の成算』が最後だったグッチ バッグ調べてみると、2006年にボーダフォン日本法人を買収した際につくった『ソフトバンク奇襲の成算』が最後だったiphone5 携帯ケース調べてみると、2006年にボーダフォン日本法人を買収した際につくった『ソフトバンク奇襲の成算』が最後だったルイヴィトン 財布

れた「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA」にて、本日11月2

タワーレコード渋谷店に設立された「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA」にて、本日11月28日(水)よりレギュラー番組「南波一海のアイドル三十六房」の配信がスタート第1回のゲストとしてスマイレージの和田彩花が登場する

【大きな画像をもっと見る】

タワーレコードとDOMMUNEがタッグを組み、オリジナル番組の配信や“SHIBUYA!カルチャー”の情報発信を行う新たなカルチャープラットフォーム「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA」ここから配信される新番組「南波一海のアイドル三十六房」は音楽ライター南波一海が司会を務めるアイドル応援&紹介番組で、毎月第4水曜日に生配信されるなお番組にはアイドルに造詣の深いタワーレコード代表取締役社長、嶺脇育夫も準レギュラーとして参加する予定だ

番組ではメインゲストの素顔を紐解くトークコーナーのほか、南波と嶺脇が厳選したお薦めアイドルグループによるミニライブも実施本日配信の第1回では3人組ガールズユニットPOP'N KISSが生パフォーマンスを披露するなお番組はスタジオ観覧も可能で、タワーレコード渋谷店では本日発売となったスマイレージの最新シングル「寒いね」の初回限定盤D購入者に先着で番組観覧の整理券を配布中ミオとジュリエット』や『ハムレット』などの作者は劇作家・シェイクスピアとされていながらも、“別の人物が作品を書いた”という謎の別人説も伝えられているその最有力候補である人物のドラマを描いた本作に、著名人から多くの絶賛の声が寄せられている

その他の写真

そもそも、文学史上歴史的な謎として知られる“シェイクスピア別人説”は、彼に対する記述がほとんど残されていないということからはじまったというこの謎を解き明かそうと研究する学者たちはさまざまな説をとなえているが、現在もっとも有力とされている人物は、貴族であり作家のオックスフォード伯本作ではこの謎を基に、女王エリザベス一世と若き日に許されない恋に落ちた伯の知られざるドラマを描いている

シェイクスピアの4大悲劇として知られる作品『リア王』『ハムレット』『オセロ』『マクベス』を全て演じた歌舞伎俳優の松本幸四郎は「“もうひとり”の存在によって、シェイクスピア作品はより魅力的に甦る歴史、恋、政争…すべてにリアリティがもたらされた」と絶賛宝塚歌劇団出身の麻実れいは、「魅力的な歴史ミステリー、美しく華やかで面白く、この映画そのものがシェイクスピアでした!」とコメントしているさらに、彩の国シェイクスピア・シリーズの企画委員長である河合祥一郎氏は、著書『謎ときシェイクスピア』(新潮社刊)で論議を否定していたが、「シェイクスピア通をうならせる仕上がりです史実の奇想天外な解釈に仰天しつつ楽しみました」と高く評価している

近年では『ピラミッド 5000年の嘘』など、歴史の謎に迫った作品が多く公開されているが、本作ではあえて歴史の謎を紐解くために論破するという手法をとらず、謎の裏側に隠された人間ドラマを描いている“シェイクスピア別人説”が正しいか否かは別として、多くの著名人の心を捉えた本作の公開を心待ちにしたいここから配信される新番組「南波一海のアイドル三十六房」は音楽ライター南波一海が司会を務めるアイドル応援&紹介番組で、毎月第4水曜日に生配信されるシャネル 財布ここから配信される新番組「南波一海のアイドル三十六房」は音楽ライター南波一海が司会を務めるアイドル応援&紹介番組で、毎月第4水曜日に生配信されるルイヴィトン 財布ここから配信される新番組「南波一海のアイドル三十六房」は音楽ライター南波一海が司会を務めるアイドル応援&紹介番組で、毎月第4水曜日に生配信されるルイヴィトン 財布

 11月6日に実施された米国大統領選挙ではオバマ大統領が再選

 11月6日に実施された米国大統領選挙ではオバマ大統領が再選された選挙直前まで、オバマ大統領とロムニー元知事の支持率の差が1ポイントあるかないか、という大接戦であったこともあり、「一般投票(popular vote)」ではロムニー氏が、「選挙人投票(electoral vote)」ではオバマ大統領が勝つという、2000年大統領選挙のときと似たようなねじれ現象(注:2000年は、ゴア元副大統領が一般投票で過半数を取ったものの、選挙人投票はブッシュ前大統領が制した)が起こる可能性があるとも言われていたが、蓋をあけてみると、選挙人数はオバマ303対ロムニー203、と100人の差をつけての勝利、ロムニーが勝つかもしれないといわれていた一般投票も、2.5%という僅差ではあるが、オバマ大統領が制した

 既に2期目に向けて走り出したオバマ政権だが、今回の再選は、米国の今後4年間の方向性にどのような意味を持っているのだろうか

■国内課題が最優先

 2期目のオバマ政権の最優先課題は何だろうか再選を決めた後、7日未明に行われたオバマ大統領の勝利演説が何らかの示唆を与えてくれるとするならば、オバマ政権2期目の焦点は国内問題になる可能性が高い勝利演説の中でオバマ大統領が触れた問題――雇用、財政赤字削減、移民制度改革、税制改革――は全て国内向けアジェンダだ

 無理もない大統領選期間中を通じて、数ある政策問題の中で、有権者が唯一、ロムニー候補にオバマ大統領よりも高い評価を下していたのは「経済政策」だった改善されてきたとは言え、失業率はまだ8%スレスレという高いところで推移を続けている(投票直前に発表された雇用統計によると10月末時点での失業率は7.8%である)新規雇用の面では、堅調な伸びが続いており、10月も17万人が新たに就業したというデータがある数字だけ見れば景気は緩やかな回復基調に入ったといえるのだが、一般の市民がはっきりと「生活が少し楽になった」と実感できるような状況ではない

 加えて、国家財政赤字をいかに解消するかという問題が喫緊の課題として重くのしかかっている昨年8月にオバマ政権と議会が達した当面の妥協の産物である「予算制限法(Budget Control Act)」の期限は今年の12月末で切れるホワイトハウスと米議会の財政再建策を巡る交渉が年末までに妥結する可能性を悲観した株式市場が値下がりする反応をしていることから見ても、楽観視ができない状況であることが分かるだろう国防産業では既にレイオフに向けた準備も始まっており、今月中旬までに交渉が妥結する可能性が見えない場合、「肩たたき」が多くの国防産業で始まるという

 万が一、年末までに、財政再建策を巡る議会との折衝で何らかの合意に達することができなければ、米国経済に与える影響は甚大なものとなり、景気は再び後退してしまうそのようなことがあれば、オバマ政権は2期目発足直後から、実質的に「レームダック」化することになるつまり、米国経済はまだまだ厳しい状況に置かれているのだこのような状況の下では、来年1月から少なくとも2014年の中間選挙までの間は、オバマ政権の最大の関心は「米国経済の回復」であり、そのために必要な諸政策に、持てる政治的力の大部分を費やすことになると見るのが合理的だろう

■無視できない外交は「中国」と「中東」

 とはいえ、外交政策を全く無視できるわけではない勝利演説でオバマ大統領は「中東の石油輸入依存からの脱却」に触れたさらに、選挙期間を通じて、為替レート操作国及び米国の雇用の流出先としての中国に対する政策、特に対中通商・経済政策が何度となく議論の対象になってきているこのことから判断するに「中東政策」と「対中政策」が2期目の対外政策の重要課題になる可能性は極めて高いといえるだろう

 中東政策については、引き続き米軍撤退が続くイラク、アフガニスタン両国の安定をいかに維持するかをはじめ、収束を見せる気配のないシリア内戦、対イラン政策など、オバマ政権が1期目に頭を悩ませた問題がそのまま残っている

 加えて、リビア・ベンガジの米国総領事館襲撃事件を契機にイスラム教過激派集団による対米テロへの懸念が改めて浮上したとりわけ、ベンガジの総領事館襲撃事件については、本件に関する情報をCIAが適切に政権内で共有していなかったのではないか、特に、ホワイトハウスまで情報がきちんと上がっていなかったのではないかという疑問が呈されており、内政にも影を落としている大統領選終了直後の11月7日に、突如辞任を表明したデービッド・ペトレイアスCIA長官(元米中央軍司令官)の去就についても、「不倫」を理由にした辞任ではあるものの、ベンガジの総領事襲撃事件に関連する情報の取り扱いを誤ったのではないかという批判が政権内で強まる中で「更迭される前に自ら辞めたのでは」という捉え方もあるほどだ

 オバマ政権は昨年来、イラク及びアフガニスタンでの米軍による大規模な作戦が終了した後の安全保障政策に関して「アジア太平洋地域重視」路線を打ち出してきているが、中東でこのように不安定材料が多く残り、加えて前述のシリア、イラン、さらに長年の懸案であるイスラエル・パレスチナ間の和平問題も引き続き存在する中、米国は中東への関与を引き続き継続することになるという見方が支配的だ

■すぐに強硬姿勢に転じられないほど複雑な米中関係

 中東への関与を続けざるを得ないオバマ政権にとって、対中政策は、今後のアジア太平洋政策を考える上で、非常に悩ましい問題となる2001年9月11日のテロ事件以降の米国の対アジア太平洋外交政策については「(特に東南アジア地域に対して)テロの文脈以外での関心が薄い」「中東に気を取られて、殆ど意味のある関与をしてきていない」という批判も多い

 また、同時期に中国が上り調子の経済力を背景に全世界で「微笑外交」を展開、一方で1999年以降着実に伸びている軍事費を用いて人民解放軍の急速な近代化を推し進めた結果、アメリカのプレゼンスが低下した空白に中国が入り込んできた、という指摘も多い経済・金融面でも、対米貿易の最大黒字国であることや、人民元の為替レートが操作によって故意にドル高を維持しているという指摘もかなり前から燻っている

 特に、安全保障の分野で人民解放軍がサイバーセキュリティなどの「非正規戦」への投資を強化しているという事実や、最近の中国による南シナ海、東シナ海での中国の動き、第18回共産党大会での「海洋権益を断固守る」という胡錦濤主席の演説などは、中国の対外政策の今後への懸念を惹起させるには十分だ今年1月の「国防戦略指針」を含め、昨年秋から今年にかけてオバマ政権が意識的に「アジア太平洋重視」のメッセージを発してきたのは、このような批判に応え、中国に対しても米国がこの地域に引き続き関心を持ち続けているという戦略的メッセージを送る意味もあったといえる

 ただ、中国に対する懸念は持っていても、すぐに強硬姿勢に転じることができるほど、米中関係は単純なものではなくなってしまっている米国の対中貿易赤字は諸外国との貿易の中で最大、米国債も中国政府保有分はかなりの額に上るウォルマートに代表される米国の量販店のサプライチェーンにも中国は完全に組み込まれている中国経済にとって対米輸出や米企業による中国内への投資が経済成長に不可欠であるのと同じように、米国経済にとっても、中国からの輸入や中国国内の労働力、原材料の提供は重要な一部を構成するものとなっているのだ

 だからと言って、中国がアジア太平洋地域の安全保障問題で傍若無人に振舞うのを容認するわけにもいかない東アジアでも、北朝鮮問題のほかにも台湾問題という、米国の内政も密接に絡む難しい問題も抱えているしかも、国連安保理常任理事国の一国である中国からの協力は、アジア以外の地域の問題を国連の場で協議する際にも非常に重要になるイラン情勢がその好例だろう米国の対中政策の難しさは、このような異なる力学を考慮して、いかに最適解を導き出すかにある

■日本を見る目「一度決まったことが覆らない政権を相手にしたい」

 このような状況で、2期目を迎えるオバマ政権は日本とはどのように向き合おうとするのだろうか確実にいえるのは、「せめて、既に政府間で決めたことは粛々と実行してほしい」と米国が希望しているということだ

 2009年に民主党政権が発足して以来の3年間は、「政治主導」の名の下で、日米政府間での決定事項が事実上反古にされたり、日本政府の方針として一度は決定しかかったものが土壇場でひっくり返ることが続いてきた普天間飛行場移設問題や武器輸出三原則見直しを巡る民主党政権内での迷走はその一例に過ぎない環太平洋連携協定(TPP)も、野田総理が昨年11月に「加盟を見据えて交渉に参加したい」という意思表明をしたにも拘わらず、日本政府として交渉参加に向けた具体的な道筋は描けないままだ「民主党政権でも自民党政権でもいい一度決まったことが覆らない政権を相手にしたい」というのが米政府関係者の切実な思いだろう

 また、尖閣諸島問題を巡って日中関係が緊張を続ける中「日本は長期的に中国とどのような関係を築いていきたいと思っているのかが見えてこない」という声もよく聞かれる「尖閣諸島に対する武力攻撃は安保条約の5条事態(日本防衛)に相当する」という立場を取っている米国にとって、中国が「5警」として知られる、人民解放海軍ではない海警、魚政などの諸機関を用いて強硬な手段に出てきたときに日本がどのように対応するのかは、重要な問題だからだ
 「IT・ネット温故知新」では、歴史を紐解くことでIT・ネットの未来を見通すコラムを週1ペースで連載していく第2回のタイトルは「神様だったはずのOEM」ウィンドウズパソコンを製造するヒューレット・パッカード(HP)、レノボ、東芝などのメーカー(マイクロソフト社内では「OEM」と呼ばれている)についての話だ

【詳細画像または表】

 言うまでもなく、マイクロソフトのプログラマーが書き上げたソフトが意味を持つのは、ハードがあるからだ「ソフトなければただのハコ」という言葉があるが、逆もまた真なり「ハコがなければただのプログラム」なのだそのためマイクロソフトにとってOEMは文字どおり「神様」だった(ここで言う神様とは、三波春夫の名セリフ「お客様は神様でございます」の神様)

 しかし現在、神様はお荷物扱いされているお膝元の米国ではそれが営業政策に顕在化しているマイクロソフトはアップルストアに対抗するため米国内で直営店「マイクロソフトストア」を運営しているが、ここで大人気なのが、「マイクロソフト・シグネチャー」(マイクロソフトお墨付き)というサービスだこれはOEMが独自の工夫で入れたソフトを除去するサービスベルビュー店の店長はこのサービスについて次のように説明してくれた

 「OEMは多くのソフトをプリインストールして販売していますこうしたジャンクソフトがパソコンの不具合につながるマイクロソフトストアではジャンクソフトを取り除いて販売しています有料(1台100ドル)で持ち込みパソコンにも対応しており、アップルのマックも受け付けています」

 なんと、「ジャンク」とはっきり言い切ったOEMが独自開発して挿入しているソフトといえば、パソコンの使い方を指導するチュートリアル、マルチメディア再生ソフト、バッテリー管理ソフト、音声認識ソフトなどが代表的それ以外に、他のソフトウエアメーカーからインセンティブをもらって搭載するアプリケーションソフト、ユーティリティソフト(ウイルス対策ソフト)などがあるこうしたジャンクが悪さをして、マイクロソフトの目指すユーザー体験を阻害しているため、除去してしまうというのだ

■ 禁断の果実「アップル」で世界が変わった

 各パソコンメーカーが独自の工夫をすることを許しつつ、譲れない互換性部分をキッチリ維持するのがマイクロソフトマジックだったまた、不具合が起きても、目くじらを立てず、「ウィンドウズだから仕方がないな〜」と笑って許すのがユーザーの作法だった
 さらに、個別の政策問題を超えて「与党が民主党主導でも自民党主導でもいい安定した政権ができればいい」というのが、米政府で日米関係に関与している人達の共通の思いであるようだたとえば、外務・防衛当局の間では1997年に一度見直しが行われている「日米防衛協力の指針」を再度見直す方向で、事前協議が始まったが、「協議に一定の進展があれば、早く2プラス2を開いて、それを公の同盟としての文書に残したいしかし、短期政権が続く今の状況では、いつ開催するのかを判断するのが非常に難しい」という雰囲気が強い

 日本では、野田総理が「TPP解散」をするかどうかがささやかれている石原慎太郎元都知事をはじめとする、非自民、非民主の「第三の勢力」を巡る動きも目まぐるしいこの一連の動きの結果、米国が期待するような「安定した政権」が来年、日本に生まれる可能性はどれくらいあるだろうか

■国内課題が最優先

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手本のない時代になった――あなたの仕事人生は今後上昇するか、それ

手本のない時代になった――あなたの仕事人生は今後上昇するか、それとも停滞するか?  2000社の赤字会社を黒字にしたトップが直接アドバイスする! 

 2000社の赤字会社を黒字化して再建した、会社再生のプロ・長谷川和廣氏が40年のビジネス人生から導き出した“生き延びる人の条件”を記した『社長のノート』(かんき出版刊)は、シリーズ累計20万部に迫る大ヒットとなったそんな長谷川氏が今回、部下を勇気づけるために贈り続けてきた手紙やメッセージの中から、仕事の心構えとして役に立つノウハウを公開してくれた

 「1人ひとりが石にかじりついてでも生き延びたいという意識を持たない限り、日本経済の復活は不可能だと思いますそんな気持ちから、私が若い部下に贈り続けてきたメッセージを『社長の手紙』と題した書籍にまとめました僭越ながら読者の方々に、仕事の心構えが少しでもお伝えできたら幸いです」

 長谷川氏自身が、40年間、一度も収入ダウンやリストラの経験を持たずに数々の外資系企業のなかで生き延び、さらに社長にまで上りつめた“サバイバルのプロ”である

 昭和40年代、当時は日本に存在しなかったマーケティングやプロダクトマネジメントのノウハウをグローバル企業で徹底的に学び、そこで得た知恵を生かして、会社再生のプロとして頭角を現した人物なのである

 特に50億円もの巨大赤字を抱えていた眼鏡レンズメーカーのニコン・エシロール代表取締役に就任するやいなや、1年目で黒字に、2年目に無借金経営に変えてしまった手腕はあまりにも有名だ

 「企業も個人も問題点を明確にすれば、再生は論理的かつ簡単なのですしかし、劣勢に立つと現実から目をそむけてしまうこれが再生のチャンスを奪うのですこの縮小する市場をどう生きるかには、手本などありません戦後、日本経済が経験したことがない状況ですからそんなときこそ重要なのが、数々の生き延びてきた経験則そして辛い現実から目をそむけないハートの強さが大切です」

 そう語る長谷川氏の目から見た“成長する人、停滞する人”の分岐点とはどんなところにあるのだろうか? GREAT3がニュー・アルバム『GREAT3』を紐解く“GREAT3 interview series”をオフィシャルTumblrにて掲載をスタートさせた

9年ぶりのニュー・アルバム『GREAT3』をリリースしたばかりのGREAT3オフィシャルTumblrでは各分野で活躍している“GREAT3“ファンをインタビューアーに招いて、片寄明人にインタビューすることにより多方面からGREAT3を解体してしまおうという連続インタビュー企画を実施

1回目はロッキング・オン/RO69編集者で、前バンドから交流のある兵庫慎司をインタビューアーに迎えて、片寄明人とバンドの歴史を振り返りながら現状を紐解くインタビューを掲載中

2回目のインタビューアーは、代表作「日本のセックス」のなかでGREAT3の音楽だけでなく片寄明人のキャラクターもモチーフとして登場させるほどの熱狂的なGREAT3ファンである、作家の樋口毅宏ファン代表的な言葉を片寄明人に投げながら気鋭の作家らしく歌詞に視点を向けた興味深いインタビューとなった

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