昨日に続いて、今回もDIY系ホリデーギフトを紹

昨日に続いて、今回もDIY系ホリデーギフトを紹介してみようと思う懐かしきイギリス風な楽しみを感じさせてくれるレーザー加工によるビー玉マシン(マーブルマシン)だ小さなクランクを回すとビー玉がせっせと坂を登り、そして斜路を下っていくこの動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思う

ホリデーギフトガイド:ハンダ付けの練習にもなるSolder: Time LED腕時計キット

製品の特徴誰もが欲しがるビー玉マシン

木製パーツの組み立てキット

キット開発者もなかなかの痴れ者(「夢中になりますテニス肘の方は症状が悪化する可能性がありますので、ご利用にならないでください」)

製品情報希望小売価格:20ドル

現在販売中

プロダクトページ

深淵な楽しみを感じさせてくれるビー玉マシン見たことなら何度でもあるはずのビー玉マシンが、デスクトップサイズで手に入る職場に持っていけば同僚たちの人気を獲得するのは間違いないあるいは自宅で、シングルモルトを片手にしながらゆっくりとクランクを回すのもいい存在の耐えられない軽さなどについてじっくりと考えてみる機会になることだろうもちろんもっと明るい気持ちで臨んでも良いテレビで見た岩とびペンギンの動きなどを思い出しながら、ニヤニヤとクランクを回すのも楽しいはずだ

製品構成約5インチほどの高さになる木製キットだここに「次々にビー玉状の金属ボールを送り出し」て遊ぶ製作者の言葉を少し引いておこう直径5mmの鉄球を目も眩むような高みに押し上げるここから一気に首を追ってしまいそうな速度で急降下が始まる鉄球語を解する人は、間断なく聞こえる「ひえ〜っ!」という叫び声に大いに興奮するはずだ面白いと思わない人もいるのかもしれないしかしこの機械仕掛けに興奮する仲間は、世界にたくさんいるはずだ

ビー玉マシンキットを贈ろう!おいしいデザートを食べた後に、ちょっとしたカラクリを作ってみたいと常日頃感じている人は、本キットに狂喜するはずだ作ること自体が非常に楽しいし、また作り上げたときに得られる喜びの大きさも保証済みだあるいはこの贈り物に刺激を受けて人生をかけたビー玉マシン製作に乗り出すことになるかもしれない外出もままならない凍える冬は、親子で夢のビー玉マシン製作にとりかかるのに良い時期なのかもしれない議院が解散になったが、多数の政党が乱立し、その主張は支離滅裂であり、日本の政治は混乱を極めている 

一方、世界を見渡すと、アメリカでは財政の崖を巡って、民主、共和両党が対立し、ヨーロッパの財政危機は深化し、シリアでは内戦が激化、イスラエルはガザ地区への空爆を行うなど、政治の混迷が益々深まっている  

これは何故だろうか?


世界経済の見えない天井

こういった政治の混乱の背景には、世界の人々が望む経済成長が、目に見えない天井に行く手を阻まれているという原因が考えられる

イギリスの独立系シンクタンクnefが、The economics of oil dependence: a glass ceiling to recovery(解説記事が) 興味深いレポートを出している:

このレポートによると、現在の原油、ガス価格は、既に「リセッションを恒常化させる水準に達している」と述べている つまり、景気回復と同時にエネルギー価格の上昇が起き、その結果、景気後退に陥るため、エネルギー制約が、経済の水準の天井を形成している訳である問題は、エネルギー不足やエネルギー危機ではなく、エネルギー価格の高騰による景気後退なのだ(実際、2008年7月11日原油は1バレル147ドルの最高値を付けているが、これが、リーマンショックのトリガーの1つになったと考えられる) 

レポートでは、今後、在来型原油は生産が減退してゆくと見られること、また非在来型エネルギー資源は、採掘に膨大なエネルギーを必要とすることから、採掘コストが高く、今後、原油価格は上昇するとしている 実際、アメリカのタイトオイル(シェールオイル)は現在の採掘価格は1バレル90ドルを超えており、今後も採掘価格は上昇するものと考えている レポートでは、石油に依存した米英の経済は、原油価格が90ドルになれば、大きな影響が生じるとしているから、このタイトオイルの生産価格は、問題のある数字である 一方、石油依存度の若干低い中国の場合は1バレル110ドルまでは耐えられるとしているしかし、これもIMFの最近のレポートでは、10年後にはこれを大きく超える1バレル180ドル程度の原油価格を予測しており、今後の化石燃料の価格高騰は、ピークオイルがなくても確実にやってくる

このように、原油価格の高騰が、経済の低迷を生む原油価格のラインを、このレポートでは、Economic Peak Oilと呼んでいる この影響を低減するには、レポートは低炭素社会の実現しかないとし、次のように述べている

”A transition to a low carbon economy requires political leadership and policy certainty to create a long-term, sufficient and consistent incentive structure for renewable energy. Adaptive responses such as investment into mass public transit systems, more efficient vehicles, demand management and people travelling less due to home working will also all help. ”

生産性の上昇が豊かさを生まない世界

さて前記事「ゼロサム社会のゆくえ」で述べたように、このようなエネルギー制約は、現在の社会がゼロサム社会になっていることを意味する即ち、誰かが豊かになれば、誰かが貧しくなるという社会である

このようなゼロサム社会においては、通常の経済学理論は通用しなくなる 

一般に言われる、構造改革、規制緩和や起業の奨励といった手法は、個人が豊かになる手法としては正しいが、その裏側で必ず貧しくなる人を生む

実際、機械化、情報化による生産性の上昇は、国際競争に晒されている企業、特に製造業において、生き残りのためには避けて通れない生産性を上げなければ、台頭してきた新興国に競争で負ける

しかし、生産性の上昇は、人員削減に繋がる溢れた人員を吸収する産業が勃興すればよいが、世界経済のパイが大きくならない現状では、そうはなっていない 溢れた人員は、長期の失業に陥るか、国際競争に晒されていない主として低生産性のサービス業、たとえば介護、飲食業などに就くしかない 労働は否応なしに二極化してゆく

即ち、物質的な豊かさが大きくならないことが、

生産性上昇の競争 ⇒ 余剰人員の発生 ⇒ 格差の拡大

という形で、格差の拡大を引き起こす しかも困ったことに、これは不可避なのだこの動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思うルイヴィトン 財布この動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思うiphone5 携帯ケースこの動きを見るのもとても楽しいのだが、組み立てることこそが楽しいと感じる人も多いことと思うシャネル 財布